沖縄8月14〜16日のトピックス
◆海を愛する糸満市で「海・夏祭りin糸満」◆
沖縄県の南部に位置する糸満市は、昔から漁業の盛んな地域です。
男性は「サバニ」と呼ばれるくり舟に乗って南洋各地へ出て追込み漁に勤しみ、女性も漁業商に携わる人が多かったと言います。
そんな海との関係が深い糸満市で、「海・夏祭りin糸満」が開催されます。
「海・夏まつりin糸満」は、「糸満ふるさと祭り」と「南部豊かな海づくり大会」、「沖縄爬龍舟フェスティバル」の3つのイベントが合同で開催するイベントです。
「糸満ふるさと祭り」では、各集落の伝統芸能や青年会のエイサーが見られるほか、フリーダンスコンテスト決勝や花火の打ち上げも予定されています。そこに、糸満市ならではの魚つかみ取りや鮮魚の販売を行う「南部豊かな海づくり大会」と、爬龍舟の沖縄一を決定する「沖縄爬龍舟フェスティバル決勝」が加わり、お祭りを更に盛り上げます。
この祭りの特徴は、家族みんなで参加できるアトラクションや体験が多いこと。
キックターゲットやスピードガンコンテスト、マグロの解体ショーや模擬セリ、帆かけサバニ体験乗船など、様々なイベントを楽しむことができます。
海にまつわるイベントや伝統芸能など、糸満市の魅力を最大限に楽しめる「海・夏まつりin糸満」。
祭りの最後を飾る花火は、5分間という短時間で約1000発が打ち上げられ、迫力満点です!
家族や友人を誘い、そろって出掛けたいイベントですね。
◆基本情報◆
期日:2015年8月15日(土)〜16日(日)
時間:3イベント同時開催
両日とも午前9時〜午後9時
場所:沖縄県糸満市糸満603-1『糸満漁港』
公式サイト:糸満市
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◆南十字星の見える石垣島で「南の島の星まつり2015」星空ウィーク◆
夜の天体観測のおもしろさは、石垣島の隠れた魅力の1つではないでしょうか。
石垣島には、国立天文台の電波望遠鏡施設「VERA石垣局」と石垣島天文台の「むりかぶし」という、2つの天体望遠鏡があり、天体好きにとっては見どころ満載の島なのです。
2002年、VERA石垣局が完成したことをきっかけに、石垣島では「南の島の星まつり」が始まりました。
石垣の星空を通して、自然を大切にする心や星の文化を伝えようと、石垣市は2006年に「いしがき島星空宣言」を制定し、年に一度のこの星まつりを通じて星空への関心を強めて行きたいと考えています。
8月15日(土)から始まる「南の島の夏まつり2015」は、「石垣島一斉ライトダウン」というイベントからスタートです。
午後8時半から9時半の1時間、石垣島の住民みなさんが協力しあい、家の電気を消して夜空に天の川を作り出そうというこの企画。普段は忘れてしまいがちな、夜空を見上げる大きなチャンスですね!
その他にも、16日(日)には、宙ガールとして有名になった篠原ともえさんを囲んでの「星まつり講演会」や、石垣島天文台「むりかぶし望遠鏡」での天体観望会など、この期間しか体験できない企画も目白押しです。
石垣島天文台「むりかぶし」は、石垣市民の要望で建設されたのだそう。
それほどに、この島の天体観測への興味・関心は深いのですね。
南十字星の見える南の島で、夜空を見上げる素敵な週末はいかがですか?
◆基本情報◆
期日:2015年8月15日(土)〜23日(日)
時間:各プログラムで異なる
場所:沖縄県石垣市新川1024-1『石垣島天文台』
公式サイト:南の島の星まつり2015
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◆琉球王朝の第二尚氏「尚円王生誕六百年祭」◆
尚巴志から始まる琉球王朝は、63年続いた第一尚氏時代と、410年続いた第二尚氏の時代に大きく分けることができます。
第二尚氏のはじまりは「尚円王」(元の名は「金丸」)。
百姓の身分から国王にまで上り詰めた尚円王は、沖縄本島の北西に位置する伊是名島の出身です。
2015年は、尚円王(幼名「北の松金」)が生まれて600年の節目の年を迎えます。
尚円王の生まれた伊是島では、敬意と親愛の念を込めた「尚円王生誕六百年祭」が開催されます。
14日(金)は、記念式典やシンポジウムが行われ、尚円王にまつわるあれこれに触れることができます。
15日(土)と16日(日)の昼には、少年サッカー大会やグランドゴルフ大会などが予定され、夕方からはお楽しみ抽選会や獅子舞や民謡ショーなどのステージを楽しむことができます。
長く続いた琉球王朝をひらいた「尚円王の生誕祭」。
はるか昔の沖縄に思いを馳せながら、伊是名島を思い切り楽しむ滅多にないチャンス。おすすめです!
◆基本情報◆
期日:2015年8月14日(金)〜16日(日)
時間:14日(金)は午後2時〜午後4時、記念式典・シンポジウム
15日(土)と16日(日)は午前9時〜午後10時
場所:沖縄県島尻郡伊是名村 伊是名島
公式サイト:尚円王生誕六百年祭公式サイト
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◆沖縄三大大綱曳き!「第33回 与那原大綱曳まつり」◆
那覇市、糸満市、そして与那原町には「沖縄三大大綱曳き」と呼ばれる行事があります。
今から四百数十年以上前から伝わると言われ、豊年祈願、無病息災、子孫繁栄のための神事として始まりました。
与那原の大綱曳きは、雄綱と雌綱あわせて90メートルもの長さに約5トンの重さ。
他の大綱曳きと異なり、雄綱と雌綱が中央で連結された瞬間に勝負が始まるので、曳き始めの合図がありません。
15日(土)に行われるイベントは、子ども道ジュネーやオープニングセレモニーなど。
メインの大綱曳きが始まるのは16日(日)の午後5時です。
与那原の真夏の一発勝負。今年はどちらの勝利でしょうか?
◆基本情報◆
期日:2015年8月15日(土)〜8月16日(日)
時間:15日(土)は午前10時〜午後8時
16日(日)は午前9時〜午後9時
場所:沖縄県与那原町与那原832『与那原町御殿山青少年広場』
参考サイト:与那原大綱曳
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