9月4日はクースの日! 手造り泡盛体験に参加しました。

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9月4日は「古酒の日(クースの日)」。
古酒のおいしさとその文化を語り合う時間・空間を創造し、泡盛の古酒文化を広く県民に浸透させたい。
そんなことを目的に、泡盛百年古酒元年実行委員会によって制定されています。

手造りハブ玄関

エントランスにたくさんの泡盛を用意している弊社。
こんなに泡盛が好きなんだから、実際に作ってみたいよね!
ということで、「手造り泡盛体験」に参加して参りました。

「手造り泡盛体験」の基本情報

今回の「手造り泡盛体験」は、豊見城市にある忠孝酒造さんにお邪魔しました。
忠孝酒造の敷地内には、「手造り泡盛工場」があります。
琉球王朝時代の「地釜甑(じがまこしき)」による米蒸し、忠孝窯で製作した甕による仕込み、 沖縄本島では唯一の地釜蒸留など、昔ながらの泡盛造りを体験することができます。

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この手造り泡盛工場では、一回の蒸留でできる本数はわずか60本。
自分が手造りした、この世に60本しかない泡盛が飲めるなんて魅力的だと思いませんか?
基本情報は以下のようになります。

◆実施日:お客様とご相談後、決定します。(定員に達し次第締め切り)
◆体験内容:洗米/米蒸し/麹種つけ
◆時間:午前10時~正午終了、午後1時~午後3時終了のどちらか
◆定員:定員3名、それ以上の場合は要相談
◆参加費:お一人様 大人7,000円 小人3,350円

参加費を見ると「7000円!??」と身構えてしまうんですが。
その内訳を見ると、「手造り体験泡盛44度1升:1本」(商品のお渡しは3ヶ月後)と、作業の際に着る忠孝オリジナルTシャツ・忠孝手ぬぐい(新品着用の上、終了後お持ち帰り)が含まれています。

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前もって忠孝酒造さんより、以下の注意事項もいただきました。
「納豆がダメ」というところがちょっと意外ですよね!

◆当日は、衛生管理の為、忠孝オリジナルTシャツ・手ぬぐいにお着替えいただきます。
◆長靴(弊社準備)を着用しての作業となりますので、動きやすいズボンをご着用ください。
◆靴下とタオルをご持参ください。
◆当日は納豆を食べたり、調理をされないようお願い申し上げます。
◆素手でお米を扱いますので、つけ爪、マニキュアはご遠慮ください。

「手造り泡盛体験」では何ができる?

泡盛の作り方をざっくりと説明すると、以下のような手順になります。

洗米→米蒸し→お米に麹菌を植つけ→麹と水に酵母を仕込む→蒸留

その中で、忠孝酒造の「手造り泡盛体験」では、「洗米→米蒸し→お米に麹菌を植つけ」までの工程を体験できます。

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原料は、こんな細長い形の、いわゆるタイ米です。
まずはお米を洗います。

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次に、洗ったお米を蒸し器まで移動させます。
今回のお米の量が60キロ。メンバーで手分けをして、何度も往復します。

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火にかけて蒸している間は、蒸され方にムラが出ないようにまぜておくことが大切。
このまぜる工程が、湯気にあたりながらの作業なのでとにかく熱い!
汗だくになりながらですが、お米の炊けた匂いに囲まれて幸せな気分にもなれちゃいます。

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その後は、お米に麹菌を植えつけるため、炊けたお米をまずは少し冷まします。
60キロのお米を、今度はステンレスの容器に移動。
扇風機のようなもので、下から風を送るのです。

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お米が冷めたら麹室へ。

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ここで黒麹が登場です。こんなにしっかり黒いんですね。
冷ましたお米の中に黒麹菌を混ぜ込んだところで、今日の作業は終了です。

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「麹と水に酵母を仕込む→蒸留」の残りの作業は、また後日。
この忠孝酒造さんの「手造り泡盛体験」をお一人で担当されている、井上さんに泡盛を託して解散になりました!

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「手造り泡盛体験」のまとめ

忠孝酒造さんの「手造り泡盛工場」で、「手造り泡盛体験」に参加してみました。
参加した工程を書き並べると「洗米→米蒸し→お米に麹菌を植つけ」の3つということで、いたってシンプルなんです。
しかし、その間にお米を移動したり、冷ましたりと更に工程が隠れていました!
これは実際にやってみないと気付かなかったと思います。

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この日使用した、原料のお米は60キロ。
一度にこんなに大量のタイ米を触ることなんて、一生の内で何度あるでしょう?
作っている最中の香りも素晴らしく、そんなところも魅力の1つだと感じました。

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今回、手造りした泡盛のお披露目は、年末年始頃になるかと思います!
3ヶ月程じっくり寝かし、良い泡盛に育てたいですね。
忠孝酒造さん、参加人数などわがままもたくさん言いましたが、とても貴重な体験をありがとうございました。

◆基本情報◆

『くぅーすの杜 忠孝蔵』
沖縄県豊見城市字伊良波556-2
時間:午前9時〜午後6時
休業:年中無休
HP:株式会社 忠孝酒造
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kudaka
沖縄と人と泡盛を愛する、 ハブリッドの自由人担当のクダカです。