よく「ウチのサービスが頭打ちになっている」という話を耳にします。
目の前のユーザーを刈りとるだけの小手先のマーケティングに終始していませんか?
「Webサイトを作ってほしい」「広告を打ちたい」というご依頼の中の多くは
「自社の立場に寄った発想」になっており、特にWebサイトはその傾向が顕著に表れます。(そもそもWebサイトは戦略を反映させる手段の1つです)
事業やサービスのナイスアイディアを活かすためにも、戦略を改めて見直してみましょう。今回は一般的に使われているスキームをご紹介します。
マーケティング戦略の立案プロセス
マーケティング戦略の立案のプロセスには大きくわけて4段階あります。
- マクロ分析
- ミクロ分析
- マーケティング基本戦略
- マーケティング実行戦略
※マクロ分析は省略
5Forecse分析と3C分析で得られたことを基にセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを決めていきます。これによりマーケティングの基本戦略を作り上げます。
これらを決めずに詳細のマーケティング戦略を決めてしまうと、何のための戦略・施策かわからなくなり方向性を見失います。
5Forces分析とは?
アメリカの経営学者、マイケル・E・ポーター(Michael E. Porter)が提唱した「業界内での競争要因」を分析するためのフレームワークです。
5つの驚異という意味で、5つの軸を持って分析します。
自社を取り巻く環境を把握し、既存事業の収益向上のための手を打つ方法だけでなく、新規参入をリサーチすることにも役立ちます。
- 新規参入者の脅威(外的要因)
- 代替品の脅威(外的要因)
- 買い手交渉力(内的要因)
- 売り手交渉力(内的要因)
- 既存競合他社(内的要因)
5Forces分析のやり方
- 客観的に顧客・競合視点で書く
- 現状を記入する(将来実現すべき施策は不要)
- 競合→売り手→買い手→新規参入→代替手段の順番で書く
- 代替手段は将来の技術的進化や市場の変化の可能性も加える
- 圧力が弱い、強いことを明記する
- 自社の弱い点、良い点を明確にする
- 考察で気づいたことをまとめる
3C分析とは?
3C分析とは「外部環境の市場と競合の分析から事業を成功させるための必要条件を見つけ出し、自社の戦略に活かす分析をするフレームワーク」です。
つまり、自社の良いところと悪いところを競争環境の中で分析し成功しそうな要素を導き出すことが目的です。
当たり前ですが、ユーザーは競合のサイトや施策と比較しますが、その外部環境をあまり考慮せずに自社の都合だけを考えて戦略を立てる企業も多いように感じます。
3C分析のやり方
- 顧客・競合視点で書く
- 現状を記入する(将来実現すべき施策は不要)
- 顧客→競合→自社の順番で書く
- 各項目毎に関係を説明するような書き方にする
・競合はどこで競合しているのか、違いは何か
・顧客のニーズに自社や競合は何を提供しているか
・自社は競合、顧客に対して優れた点、劣った点は何か - 考察で気づいたことをまとめる
と、ここまで出来たら、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを決めてより具体的なマーケティング戦略である4Pを決める分析をします。
おっと、こんな時間か。W杯みなきゃ。
4Pについては別の記事でアップします。
では。
株式会社HUVRIDではWeb制作、広告、SNSページ運用の他にもその基となる戦略のコンサルティングも承っています。
もちろん、ご相談は無料なので気になった方はお気軽にお問い合わせください。